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映画『カイジ ファイナルゲーム』の感想

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

2020年1月10日に公開されたカイジの新作映画をみてきた。
結論から言わせてもらうが、面白くなかった。
シンプルにつまらなかった。

なので、ここから先はネガティブなことばかり言っています。ついでにネタバレ注意
何が嫌いかより何が好きか~って話ですが、うるせえ!!!(ドン

この映画も好きな人にとっては好きだろうし、面白いと思った人もいると思う。
面白いと思った人はその人たちの意見だけを見ていればいい。
これは素人のただの映画の感想。

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

面白くなかったと思う理由は色々ある。
俳優の演技がわざとらしい。背景設定に現実味がない。制作側の個人的な政治批判。過去作のオマージュ使いすぎ問題。
私が一番がっかりしたのがオリジナルのギャンブルがどれもつまらないというところ。

正直映像化したカイジはこれまでのものもそこまで面白くなかった。
だけども原作にあるオリジナルのギャンブルと、カイジの狂気じみた心理描写がそこそこ再現されていて映画として成立していた。
でもこの映画は違った。

原作の福本さんが脚本らしいけど、やっぱ漫画家は映画の脚本やるべきじゃないな。
映画化するなら映画に精通した専門の脚本家に任せるべきで、福本さんを絡ませたいならギャンブルのルールに集中させるべきだった。
今回のギャンブルはどれも練り込み不足感が強く、薄っぺらでどこで盛り上がっていいのか分からなかった

オリジナルのギャンブルは「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」の4つ。
そのどれもが残らず薄く、面白くない。
ギリギリ「ゴールドジャンケン」だけは限定ジャンケンに似た心理戦が楽しめたけど、所詮は二番煎じ。

特にメインとなるギャンブル『最後の審判
これが吐きたくなるほどつまらない。

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

制作側は誰もが予想できる薄っぺらい展開を何のひねりもなく淡々と繰り出してくる。
視聴者は仲間である死にかけの爺さんが虐められ、精神的に追い詰められるサマを延々見せられる
ついでに主人公であるカイジは終盤まで棒立ちでみてるだけという意味分からん状況。
あれ、何観に来たんだっけ?
盛り上がりにかけるギャンブルを無理矢理盛り上げようとBGMで誤魔化していたけど、それがかえって寒さに拍車をかけていた。
地獄である。

『最後の審判』に関しては、序盤に軽く説明が入るのだが、いきなり唐突に『FAMILY』(ファミリー)が弱いとかどうとか言い出して「えっ?」と違和感やばかったので嫌な予感はしていた。

終盤カイジのターンになったとき、無理矢理「ドリームジャンプ」を絡ませてくるのだが、これも酷かった。
何から何まで酷かった。学生の学芸会の出し物よりもひどいできなのではないだろうか。
福本さん頼む真面目に仕事してくれ。

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

中でも一番酷かったのは「ドリームジャンプ」のトリック、からくりを、視聴者が皆理解しているにも関わらず、おきまりのBGMの中ドヤ顔で説明するところ。
映画の進行している段階で分かりやすく演出し、視聴者に伝わるよう描写していたにも関わらず、再度カイジの口からトリックを解説しているのは理解出来なかった。
敵のおっさんに説明しないとおかしくなるという流れであるなら、最初に視聴者に分かりやすくみせる必要なかった。
くどくなるだけだし、感動は薄れる。
これまでも似たようなものだった気もしてきたから、それだけからくりがお粗末で薄っぺらかったというだけかも。

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

『最後の審判』まわりの次に残念だったのが、政治家の皆さんの設定や行動。
全てが胡散臭くて現実味がなく、単純単調すぎて面白みにかける勧善懲悪な展開
逆に言えば、こんなわかりやすい政治家が全て現実にいたとしても、ありきたりすぎて映像作品ではパンチが足りないということなのかもしれない。
そんなわけで、ネットにアップした流れの時にも盛り上がりがよく分からなかった。

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

あと、個人的に嫌だったのがヒロインの何もしない女。
こいつ必要だった?何もしてない癖に馴れ馴れしくて鬱陶しいしカイジの金もっていくしで不愉快でしか無かった。
なにより俳優の演技が雑だった気がする。藤原さんや帝愛陣営の俳優さんは軒並み素晴らしかった。

カイジはあれだけ頑張ったのだから、水だけじゃなくてお金も少しは残してくれよ。
お決まりの展開だけど、そこも悲しくなった。

(C)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会

色々残念だったのだけど、頭パーにして適当に暇つぶしに邦画みたいのならアリなのかもしれない。
でも、映画館にわざわざ行って視るのにはおすすめしません。

 

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