名言:「苦しむがいいんや~」 | |
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出典:ジャンプコミックス『幕張』第7巻 | |
全ての元凶 | K・康昭 |

彼はあろうことかマキバオーの作者「つの丸」先生の名を騙り、ナンパ禁止の居酒屋でナンパして電話番号まで教えるという凶行に出ていたんだ。
つの丸先生から頂いた名刺のコピーを大量に用意して、女の子をすっかり信じ込ませることに成功してたというんだから驚きだよね。
ついでに女の子には予め練習していたマキバオーを描いてつの丸先生のサインまでしてあげたみたい。
ぬいえはこの悪魔の異常なまでの用意周到さに震えたよ。本当に人間かな?
彼のコピー能力のレパートリーはこの時点でうすた先生、和月先生、井上先生と多岐にわたる。
それだけに飽き足らず、次のターゲットとして封神演義の藤崎竜先生のサインも狙っていたんだ。
本誌連載時の人気漫画家をしっかりと抑えているのが凄いよね。
ちなみに、この悪魔に催眠術をかけて自白させている人は「鬼瓶久吉」というキャラクターなんだけど、モデルがいる。
それがこの漫画の担当編集者である「瓶子吉久」。後に2011年から2017年までジャンプ編集長もやることになる大物だよ。
現在進行系で社会現象にまで発展した超人気漫画「鬼滅の刃」も彼が編集長時代に連載されたものなんだ。
この漫画で散々ネタにされて、性癖まで暴露された瓶子さんだけど、何事もなくて安心したよ。
みんなは誰かを騙って電話番号を教えたり、その誰かがいたずら電話で苦しむのを期待するような子にはならないようにね。