どうも、
三十路を超えてから括約筋のゆるみが著しく、このままのペースでいけば四十路で100%吹っ切れる見込みのmotoyamaです。四十にして惑わずとは、よく言ったものですね。
今回のテーマは、
「おしっこの黄色さ」。
連載3回目にして「おしっこネタ」に手を出すなんて、この筆者もしやその手の趣味があるんじゃ…なんて思っているかもしれませんが、そいつは当て推量ってもんですよ。
「お」と打っただけで「おしっこ」「黄金水」「おいしい」などというダーティな予測変換を吐き出すことはありませんし、「黄金水」を「せいすい」で変換するなどの、マニアックなユーザー辞書も登録してません。
ただ純粋に、「おしっこって、何で黄色いんだろうな~」という、あどけない疑問を抱いたことと、「それを究明したい」という知的好奇心がモリモリ湧いてきたのが執筆の動機です。
よって僕は変態ではありませんし、この記事も糞尿譚のたぐいでは断じてありません。
いたってマジメに執筆しましたが、学術的な価値もまったくありませんので、どうか娯楽の範囲でお読みください。
疑問:おしっこはなぜ黄色い?
僕らは日々、さまざまな色の食品を摂取しているにもかかわらず、排泄物のおしっこは、どうして常に(※例外あり)黄色いのでしょうか。
実に子供じみた疑問です。
個人的な嗜好(※性的でない)をお話ししますと、僕はコーラやメロンソーダなどの飲料を好んで飲みます。もれなく着色料が含まれており、それらは濃い茶褐色、パステルな緑色、目の覚めるような青色などなど多種多様な色合いです。
無色透明な水もたくさん飲みますが、一日のうちに飲むもの食べる物がすべて透明なわけではありません。口に入れるものほとんどに、何かしらの色がついています。
なのになぜ!
出てくるときにはいつも黄色いのでしょう。
黄色さの正体=おしっこが作られる過程で生まれるウロビリン
おしっこの黄色さ、それは
「ウロビリン」という物質に由来します。
そもそも、
おしっこは血液から作られます。
古くなった血液は腎臓で濾過され、老廃物や水分が尿となりますね。
血液中の赤血球にはヘモグロビンという赤い色素が含まれていますが、このヘモグロビンの代謝物が変化してできるのがウロビリン。
ウロビリンが黄色いので、おしっこも黄色くなるわけですね。
排出されるウロビリンの量は一定なので、尿中の水分量によって黄色味の濃さは変化します。
そういえば水をたくさん飲んだあとは薄いのが出ますし、運動して汗をかいたあとなんかは濃いのが出ますね。
と、いうわけで、
「おしっこの黄色さ」を演出する物質の名前は「ウロビリン」でした。
お手洗いをご利用の際には、ちょっと思い出してみてください。